ハードカバーのノートブックは、固いボール紙で本文をくるんだ、しっかりとした装丁のノートです。
ノートというより「本」に近いイメージです。角背と丸背の2種類を制作しています。
角背は背中が四角くなっている本、丸背は背中が丸みをおびている本をいいます。
本文(中のノートの部分)は糸で手縫いしておりますので強度があり、ページが脱落する心配がありません。
本の上の方に見えているカラフルな部分を花布(はなぎれ)と言いますが、紙がばらけないように本文に縫い込んで作っております。
背中は寒冷紗(かんれいさ)、和紙やクラフト紙で補強し、繰り返しの開閉にも壊れないようにしてあります。
本の背部分のボール紙と本文は接着しておりません。そのため、しっかりと本文を開いて中に書き込んで頂くことが出来ます。
本文の用紙は、現在4種を採用しております。
・淡クリームキンマリ 84.3g/㎡ (淡いクリーム色)
書籍などに使用され、サラサラした書き心地の紙。シャープペンシルやボールペンに。
目に優しいクリーム色。ツルッとしています。
・OKプリンス上質 70.0㎏ (白色)
ノートや書籍の本文用紙によく使用される紙です。シャープペンシルやボールペンに。
いかにもノートらしい白色。ツルッとしています。
・OKプリンセス 84.9g/㎡ (淡いクリーム色)
嵩(かさ)のある紙ですが軽く、優しい風合いが魅力的な紙です。フワッとしています。
万年筆や水性ペンで書いても、裏抜けする心配がありません。
・OKフールス 淡クリーム 70㎏ (淡いクリーム色)
特徴的なレイド(簾の目模様)の入った筆記用紙です。ツルツルしすぎず、触ると適度な硬さを感じる紙ですが
万年筆で書いても引っかかる感じが全くありません。裏抜けもしにくい紙です。